10年くらい前、古本屋さんで買った本です。
ヒロシは画家のせんせいの家に飼われている犬です。
毎日の暮らしの中でヒロシが出会ういろいろなことが、詩と短い物語になっています。
ヒロシは優しくてお人好しでとっても愛すべき犬です。無理なお願い事も優しくきいてあげてしまいます。
例えば・・・「弟妹」
ある日散歩に行った時、見知らぬイヌが声をかけてきます。
「こんにちは、お兄ちゃん」とよばれ、このかわいいイヌを生まれたときに別れ別れになってしまった弟と信じ込みます。そして自分が大事に隠しておいたビーフジャーキーを弟にプレゼントします。するとその後「わたしは妹です」「ぼくは弟です」と知らないイヌが何回もやってきてはビーフジャーキーをねだっていきます。自分のビーフジャーキーがなくなる頃、インコに「イヌには親きょうだいの記憶なんかないんだ!だまされているぞ!」と教えられます。「なるほど。だまされたかな。」
でも・・・
ヒロシは「生まれてすぐにきょうだいから離れて暮らすなんてイヌはみんなさびしいものだな。幼い頃にはきょうだいがいたかもしれないんだ。だったら本当のきょうだいだと思ってしまってもいいかなぁ。」と考えてしまう・・・。
なんだか優しい気持ちになるんですよね・・・。こういう生き方もありかもしれない・・・なんて。読んでいくうちに、すっかりヒロシの味方になってしまう。
以前、実家で飼っていた犬が、物干し台に鎖をぐるぐる巻きにしてしまって身動きが取れずに、必死にほえていた光景なんかを思い出してしまいます。
・・・・
こうやって一冊一冊本を読みながらじゃー、いつまでも本棚が片付きません(ToT)
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